私はマスターオブセレモニーをすることが結構あるんですけど、自分の発言で知らない間に他人を傷つけていることがあるかもしれません。そして知らない間に恨みをかっているかも知れません。基本的にはそんなことが無いように心がけてはいるんですけど、長いことやってるといろいろなことがあります。気に障ることを言ってしまったことがあったかもしれません。皆にとっては笑えることが、当事者にとって笑うに笑えないことだったり、周知の事実で当然の指摘だったとしても、触れられたくないモノだったり触れられたくない過去だったり。オイシイと思ってこっちは言っているつもりでも本人は辱めを受けたと思ってしまうかも知れません。自分の大切な技を・・・間違えて解説されて変な気分になったり、いつも順番を一番にされてウンザリしたり。
仮に完璧に人を傷つけない表現ばかりでやったとしても「なぜあいつばかり誉めるんだよ!あいつより俺のほうが上手いんだからおれをもっと誉めてくれよ!仲が良いからヒイキしてやがんのか?」という不満が起こる可能性も無いとは言えませんし。
いろいろ考えるうちに、変な先入観をもって人を見ないようにすることを常日頃から心がけるようになりました。理解しようと勤めるようになりました(それでも理解不能な方はいらっしゃいますけど)。なるべく良いところを探すようになりました。そうすると嫌な部分よりもいい部分ばかりが見えてくるようになりました(自分の嫌なところはいっぱい見つかりますが)。みんなそれぞれ個性があって素晴らしくて、頑張ってて、楽しんでいて、言い訳もせず、怖さに打ち勝って自分の限界に挑戦しててカッコよくて。
今日の日記を書いていてあらためて思いました。責任重大なんですよね、マスターオブセレモニーってやつは・・・